ここのところ、ボーカル(歌)のない歌謡曲にはまっております。
これまで、歌謡曲といえば、ボーカルとメロディが一体になった形のものを楽しんでおりましたが、最近ときどき思いますのは、頭がそれほど活動的でない午前中に聴く場合や、バックグラウンド音楽として聴き流す場合など、もう少し気軽に聴けたらなあ、ということです。
そこで思いついたのが、器楽演奏だけによる(ボーカルの入らない)歌謡曲のプレイリスト(複数の好みの曲を集めたフォルダー)作成です。目指すは、言うなれば、イージー・リスニングです。
具体的には、好みの歌謡曲について、いろいろな器楽演奏(ピアノ、ギター、オーケストラなど)のものを集めて、プレイリストを作成しました。
『さすらいの唄』(T6)に始まり、『サーカスの唄』(S8)、『旅の夜風』(S13)、『お使いは自転車に乗って』(S18)、『港が見える丘』(S22)、『白い船のいる港』(S25)、『おひまなら来てね』(S36)、『喝采』(S47)などを経て、最後は、『箱根八里の半次郎』(H12)まで、約70演奏です。
尤も、例えば、『港が見える丘』については、ピアノ演奏、ギター演奏、テナー・サックス演奏、オーケストラ演奏など、6演奏を収納しておりますので、歌の数としては55曲位です。
出来上がって、聴いてみますと、軽くすーっと入ってきて、予想していた以上に、心地いいです。好きな歌ばかりですので、ボーカルこそ聴こえてきませんが、メロディに連動して、頭の中には自然に歌詞が浮かび上がってきて、歌謡曲としての楽しさが失われることはありません。