昨日図書館へ行った。
ふとDVDの棚を覗いていたら、オーララ!「ウェストサイド物語」があるではないか!
これは懐かしい映画だ。1962年だったかロスアンジェルスに居た頃見て感激したのだった。
嬉々として持ち帰った。
あらためて素晴らしいダンスを堪能した。 ダンサーたちの中のメインは、ジョージ・チャキリスとリタ・モレノなのだろうけれど、いえいえ、出場しているダンサーすべてが一流なんだろうと思う。 リズムにのって激しく躍動するグループの動きの美しさ。 魅せられる。 あらためて感激した。
この映画が出来た頃、ミュージカル映画が押し出されていた頃で、「南太平洋」「オクラホマ」「略奪された七人の花嫁」、、etc. いいミュージカル映画がいろいろあって愉しんだけれど、この「ウェストサイド物語」がやはり一番素晴らしいと思った。
この映画にもいい歌唱曲がいくつもあったけど、この「ウェストサイド物語」はミュージカル映画というより、むしろ「ダンシング映画」だよね。 繰り返しになるけど、みんなそれぞれが一流のダンサーなのだろうが、やはりジョージ・チャキリスとリタ・モレノが、他の方がたより、ほんのわずか「1ミリ」程度か巧かったように思えた。 特にリタ・モレノのダンスには、ただただ驚嘆するのみ。 演技もうまいし。
この映画より少し前の頃、別の種類のダンサーたちがゐました。 ジンジャー・ロジャース、フレッド・アステア、ジーン・ケリー、シド・チャリッシ―、、それにドナルド・オコーナー、ヴェラ・エレンも入れていいか。 その人たちのダンスは、また別の、静かで優雅な舞踏ですね。(タップがあっても静かなといっていいんでしょう)
そちらの方の映画もそれなりに素晴らしい。
アメリカという国が嫌いな私も、あの頃のミュージカル映画の数々には、素晴らしかったなあという思いが残ります。
いや、ほんとに「ウェストサイド物語」、素晴らしい映画でした。
アメリカ映画の中では、「風と共に去りぬ」の次に好きな映画です。
<註>
若い方々に間違えられると困りますので、
「ウェストサイド物語」は、2012年に作られた「ウェストサイド・ストーリー」とは別のものです。