ウェストサイド物語

田主丸

2025/04/27 (Sun) 15:09:00

昨日図書館へ行った。
ふとDVDの棚を覗いていたら、オーララ!「ウェストサイド物語」があるではないか!
これは懐かしい映画だ。1962年だったかロスアンジェルスに居た頃見て感激したのだった。

嬉々として持ち帰った。

あらためて素晴らしいダンスを堪能した。 ダンサーたちの中のメインは、ジョージ・チャキリスとリタ・モレノなのだろうけれど、いえいえ、出場しているダンサーすべてが一流なんだろうと思う。 リズムにのって激しく躍動するグループの動きの美しさ。 魅せられる。 あらためて感激した。

この映画が出来た頃、ミュージカル映画が押し出されていた頃で、「南太平洋」「オクラホマ」「略奪された七人の花嫁」、、etc. いいミュージカル映画がいろいろあって愉しんだけれど、この「ウェストサイド物語」がやはり一番素晴らしいと思った。 
この映画にもいい歌唱曲がいくつもあったけど、この「ウェストサイド物語」はミュージカル映画というより、むしろ「ダンシング映画」だよね。 繰り返しになるけど、みんなそれぞれが一流のダンサーなのだろうが、やはりジョージ・チャキリスとリタ・モレノが、他の方がたより、ほんのわずか「1ミリ」程度か巧かったように思えた。 特にリタ・モレノのダンスには、ただただ驚嘆するのみ。 演技もうまいし。

この映画より少し前の頃、別の種類のダンサーたちがゐました。 ジンジャー・ロジャース、フレッド・アステア、ジーン・ケリー、シド・チャリッシ―、、それにドナルド・オコーナー、ヴェラ・エレンも入れていいか。 その人たちのダンスは、また別の、静かで優雅な舞踏ですね。(タップがあっても静かなといっていいんでしょう)
そちらの方の映画もそれなりに素晴らしい。

アメリカという国が嫌いな私も、あの頃のミュージカル映画の数々には、素晴らしかったなあという思いが残ります。

いや、ほんとに「ウェストサイド物語」、素晴らしい映画でした。
アメリカ映画の中では、「風と共に去りぬ」の次に好きな映画です。


<註>
若い方々に間違えられると困りますので、
「ウェストサイド物語」は、2012年に作られた「ウェストサイド・ストーリー」とは別のものです。





Re: ウェストサイド物語

konoha

2025/04/28 (Mon) 10:56:15

懐かしい映画のお話ありがとうございます。
リタ・モレノの『アメリカ』も素晴らしかったですね。女性ダンサーグループの先頭に立って、スカートの裾を持ちフリフリしながら踊っている姿が鮮明に思いだされます。曲も脳内に蘇ってきます。そして紫のシャツを着て、ネクタイは黒だったか定かではありませんが、ジョージ・チャキリスが先頭で左足を高く挙げ、両手を広げて踊る男性群のダンスも忘れられません。

 あの映画の後のジョージ・チャキリスの人気がすごかったですね。